求人に応募したとき、私の担当業務は「名刺・封筒・印刷業務」でした。
でも、配属先で待っていたのは、経理業務を含む総務の仕事でした。
未経験からのスタート。
あれから数年経った今、私がどんな仕事をしているか、どんな環境で働いているかをお伝えします。
【第1章】障害者雇用専門の新しい職場
私が入社した当時、その職場は障害者雇用専門として設立されてから、まだ1年しか経っていない新しい会社でした。
社内の名刺作成、封筒印刷、業務資料印刷などを行う、20名ほどの事業所でした。
管理者は健常者4名、残りは障害者。
知的障害、精神障害、身体障害——いろんな障害を持つ方々が働いていました。
年齢も、性別も、これまでの職業も様々でした。
【第2章】配属が変わった日
求人では名刺・封筒・印刷業務の担当として採用されました。
でも、総務担当の女性が退職されることになり、その代わりとして総務担当に配属されました。
当時の総務は、管理者3名、女性2名の体制でした。
総務の仕事の中には、経理業務も含まれていました。
最初のころは、勤務表チェックや物品購入、支払い業務などをしていました。
実は、仕事への不安や驚きはそれほどありませんでした。
どちらかというと、なじみのある仕事だったのです。
初めて社会人になったときの職場でも、似たようなことをしていたからです。
【第3章】会社の成長とともに変わった仕事内容
現在、職場の人数は70名を超え、事業所は大きくなりました。
それに合わせて、仕事も細分化されていきました。
総務の仕事もしますが、今は経理業務が主な担当です。
勤怠業務や雇用関係は、別のグループが担当するようになりました。
具体的な仕事内容は、
- 名刺作成(社外受注分のみ)の請求書発行
- 支払い業務
- 物品購入
- 決裁文書作成
これらすべてが、社内システムでつながっている仕組みになっています。
社内での名刺作成は請求書を発行しませんが、社外からの受注は請求書を発行します。
一つのシステムの中で、業務が連動しているので、効率的に処理ができています。
【第4章】仕事より難しかった「人との距離感」
仕事で困るというより、最初に苦労したのは人間関係でした。
様々な障害と、様々な人生の背景を持った方々の集まりです。
精神障害は、見た目だけではどこが病気なのかわかりにくいものです。
気がつくと、人の世話をしていたり、障害がある立場なのに、まるで介護しているような状況になりがちでした。
最初のころは、人との距離感がわからず、疲弊する日々が続きました。
【第5章】今、仕事が楽しいと思える理由
時間が経ち、親しくなってくると、病気の話もオープンにできるようになりました。
お互いの病気の話をする機会が増えて、相手を思いやる会話も増えていきました。
天気が悪い日は、気圧の変化で頭痛や体調を崩す人がいます。
「気圧乱れてるよね、体調どう?」
そんな声かけが、自然と生まれる職場になりました。
具合が悪いときは、上司に伝えれば休憩やお休みをもらえます。
有給休暇も取りやすい環境で、これは本当にありがたいことです。
仕事面でも変化がありました。
一人で抱え込みがちで、毎日いっぱいいっぱいだった時期。
「担当を一人増やしてほしい」と、上司にずっと伝え続けていました。
昨年の暮れあたりから、ついに一人異動してきてくれました。
なんと、同期の男性です。
今では経理業務を共有できる相手が増えて、本当に助かっています。
【まとめ】
未経験から始まった経理の仕事も、気づけば私の専門になっていました。
障害者雇用の職場だからこそ、出会えた仲間がいます。
困っていることを言葉にすれば、変わることもあります。
一人で抱え込まなくていい。
そう思えるようになったのは、この職場で過ごしてきた時間のおかげです。
もも


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